4日は原水爆禁止和歌山県協議会の役員会のあと、和歌山市役所へ。原爆写真と「サダコと折り鶴ポスター展」をみるためです。市民ギャラりーで10日(木)まで開催されています。(写真)
「サダコ」とは、広島での被爆から10年後に白血病で亡くなった少女、佐々木禎子さんです。彼女が亡くなったのち、「原爆の子の像」の建立運動が起こり、平和記念公園内に建てられました。日本と世界から折り鶴が捧げられています。
原水爆禁止和歌山市協議会によると、同協議会と原爆被災者の会の人たちが3年前共同でとりくんだ「原爆展」が、和歌山市主催の「ヒロシマナガサキ原爆展」に引き継がれているそうです。
5日夜は、和歌山民主商工会創立50周年の集いに、竹内県委員長や県・市議団などといっしょに出席し、ごあいさつさせていただきました。自主的な税金の申告の運動や、売上税や消費税を許さないたたかいなど粘り強く歩んでこられた50年の歴史を、長年事務局をつとめた方の苦労話や数々の写真などをとおして学ばせていただきました。会員歴40年以上という方も多数おみえで、生気がみなぎっているというお顔でした。
6日は青年のみなさんに、講演と懇談の時間をいただきました。
和歌山自治労連の定期大会に高田由一県議とうかがい、ごあいさつ。9月に予定していた大会を、台風12号災害の救援活動優先、ということで延期されていた大会でした。党としても、党機関、支部、議員が力をあわせて、救援や生活再建のための活動をすすめてきたことをご報告し、ひきつづき自治体労働者のみなさんとも力をあわせてとりくむ決意や、社会保障に国が責任をもつ政治をつくるため力を尽くす決意など申し上げました。
なんと、11日ぶりにお目にかかります。
ご無沙汰していた理由のひとつが、風邪ひきです。何年ぶりかで、自宅近くの医療生協の診療所へいきました。みなさん、お気をつけください。
10日間、ずっと寝ていたわけでは、ありません。野田内閣がTPPの交渉参加を決めようとしている問題で、森林組合などの各団体を訪問したり、JR和歌山駅前でマイクを握ったりと動いてはいたのです。
そして、本日は和歌山市の中ブロック後援会の「秋のつどい」でごあいさつ。党創立89周年記念講演のDVDをみたり、藤井健太郎前県議と松坂みち子和歌山市議の活動報告、手品や後援会からの出し物と、盛りだくさんのプログラムでした。おにぎりや豚汁をいただきながら、和やかなつどいです。
途中で失礼して、河北コミュニティセンターで開かれた「憲法フェスタ」で歌と講演をきかせていただきました。「守ろう9条 紀の川 市民の会」のみなさんの主催です。8回目になるそうです。
会場に着いたら、メイン会場はいっぱいでした。田辺からみえた「なつおmeets南風」のみなさんの演奏が始まっていました。「なつおmeets南風」は、ピアノ(女性)、ボーカル(女性)、パーカッション(男性)のトリオです。最後の曲は、オリジナルの「スナメリ泳ぐ海」。子どもたちも参加しました。(写真)
「スナメリって知ってる? 世界で一番小さなクジラなんだよ・・・」と始まるこの歌は、山口県内で計画されている「上関原発」予定地近くの生き物たちのことをとおして、「未来は人間だけのものじゃない」と訴えかける名曲です。
演奏のあとは、元京大原子炉実験所教員の岩本智之さんのお話をおききし、「原発ゼロ」を実現しなければと改めて思いました。
出演者のみなさん、運営に携わったみなさん、ご苦労さまでした。
活動をその日のうちにまとめないため、書くべきことがたまる一方です。
21日夜は10・21集会。「季節はずれやな」といわれながら、「原発ゼロのプログラムを」と書いたウチワをもって参加しました。でも、デモが終わるころには少し汗ばむほどでした。
22日の午後は、安斎育郎さん(立命館大学名誉教授)の講演会にいってきました。憲法9条を守る和歌山市共同センターの主催です。和歌山市の中央コミュニティセンターのホールは聴衆でいっぱいでした。福島市の保育園で、放射性物質の除染に携わったことなどをまじえて、放射線防護について丁寧な説明がありました。
締めくくりは、「国家百年の計」として、原発という負の遺産を残してはならないという訴えでした。
原発批判の発言を、国会や原発建設についての公聴会などで重ねるなか、大学の研究室で「アカデミック・ハラスメント」を受けたというお話には驚きました。
夜は、紀の川市の「カフェ」で鎌仲ひとみ監督の「ヒバクシャ」を鑑賞。過日、このカフェできいたライブの出演者やお客さんで撮った写真もいただき、気分よく帰りました。龍神にお住いのベテランの方や、私と同じ岩出市に住む若きサックス奏者といっしょの、貴重な1枚です。
23日は、和歌山城公園で開かれた「生協まつり」でブラブラ。被災障害者施設復興支援で、クッキーやかりんとうを買いました。
まつりへいく前に、近くのギャラリーの「きりえ展」をのぞきました。不器用な私にとっては、きりえは「魔術」のようです。
午後はTPP反対の宣伝を、渡辺忠広市会議員や農民連の人たちなどと。後援会長さん製作のヨコ幕がよく目立っていました。感謝!(マイクをもっているのは、渡辺議員です)
宮本たけし衆院議員を招いて、橋本市の日本共産党が22日に開く「語るつどい」のことで、近畿ブロック秘書と打ち合わせ。「つどい」は、教育文化会館で午後2時開会です。論理明快、迫力満点の宮本衆院議員の講演をぜひおききください。
台風12号被害の救援ボランティアの件で、奥村規子県議と県庁の県民生活課へ。(写真)
日本国民救援会の和歌山県本部大会が和歌山市であり、記念講演をききにいきました。
お話されたのは、杉山卓男さんです。杉山さんは、1967年に茨城県で起こった強盗殺人事件で、知人の桜井昌司さんとともに犯人とされてしまいました。そして長いたたかいの末、ことし5月24日再審無罪をかちとったのです。
杉山さんは、44年前の10月15日に逮捕されて以来、警察・検察によって、えん罪がつくられていった経過を詳しく話されました。不当な「自白」への誘導や、無実とわかる証拠や証言の隠ぺいなどがあったといいます。杉山さんは、絶対無罪になってやるという強い気持ちで頑張ってきたこと、たたかいには多くの支援者の励ましが力になったことなどを話され、取調べの全面可視化などの改革や、えん罪事件でたたかう人たちへの支援を最後に訴えられていました。
ときおりジョークを交えて話された杉山さん。若いころは、ずいぶん無茶なことをしたそうですが、いまは仕事が楽しいと話されたのが印象的でした。
また、昨日閉幕した釜山国際映画祭で、映画「ショージとタカオ」
が賞を獲得したことが杉山さんから報告され、講演に花を添えました。映画は、杉山さんと桜井さんの15年前の仮釈放後の生活を追ったドキュメンタリーです。昨年の製作で、ことし春から公開されているそうです。